アウラブランドデザインは農業のブランディングを行うデザイン会社です。

農産物のパッケージデザインに関わって間も無い頃、販路拡大支援のため意気揚々と乗り込んだ百貨店のバイヤーから言われました。「本多さん、もうジャムや漬物の類は持ってこなくていいよ」。
これはショックでした。たしかに◯◯が余ったから◯◯ジャムというような自分都合の商品作り、そして他地域で売れているものを真似てしまう安易な発想で作った6次産業化商品が大手の牙城を切り崩せるはずもありません。ロゴマークやパッケージデザイン単体では役不足です。総合的な販売支援が必要だと痛感しました。

地方の農産物には大手メーカーが有し得ないブランド価値があるはずだとの思いから総合的なブランディング支援へと舵を切りました。購買心理学をベースにした aula brand design の発足です。

お知らせ

農家のブランディングにデザインが必要な理由。

農家さんの持っている技や優れた農産物の情報は「人に伝わってこそ価値になる」ものです。かつては美味しければ売れるという時代もありましたが、これだけ商品が増え購買者の要求も多様化した今、“発信力” は必須です。それをわかりやすいカタチに変え、魅力を伝えるにはまず第一印象に関わるパッケージデザインが効力を発揮します。そしてさらに重要度が増しているのがウェブサイトやSNS。ホームページ制作は情報発信のカナメとして需要が急増しているアイテムで、卸やバイヤーを介さず自社ショッピングページや外部ECサイトで販売も可能です。これら商品開発(6 次産業化商品)からデザイン、販売チャネル開拓までを総合的に支援し収益増へ導くのが弊社のスタイルです。

農家のブランディングにデザインが必要な理由、それは農家さんの想いや努力を万人に分かりやすいカタチに換えて伝えることができるから。デザインは「見える化」の道具だからです。
収入アップにつながるブランディングデザインを実行すれば、労働力の確保、IT 機器や最新設備の導入が可能になり、結果的に持続可能な農業経営に繋がります。

6次化商品のブランディングは何のために?

ロゴマーク、パッケージ、ウェブサイトをデザインするのがブランディングではありません。それら道具を上手に使って収益を上げる、これこそが農産物ブランディングの役目。ブランディングは「商売のための仕組み作り」とも言えます。もちろんその先には「充実した暮らしの実現」という命題が控えています。

農業ブランディングの参考書「地域産品開発の勘どころ」出版。

地域産品開発の勘どころ

「現場はタイヘンなことになってますよ!」

地域産品のブランド創生人、アウラブランドデザインの本多英二が生産の現場で感じたあれこれを綴ったドキュメント。リアルな現場体験を通して、ブランディング教本には書かれていない地域産品開発のウラ話や6次産業化商品開発の留意点、デザイナー&行政の支援のあり方にも言及。これから地域のブランディングに取り掛かる方必読の一冊です。

「地方の生産現場でよく聞かれる話、東京から来た先生がむちゃくちゃして帰ってしもうたとか、ロゴマークだけで百万円取られたとか、痛い目に会っている人のなんと多いことでしょう。(中略)しかし、結果が伴っておれば(数字が上がっておれば)何の不満も出なかったはずです」( 本文より)

「私が推薦します」
元 農林水産省 事務次官 高木勇樹 「現場の土を観、その農作物の実力・本質を知る、そして作り手の想いを聞き、物語を描き、これを豊かな感性で資産化する。これは作る人と支援する人の繋がり方の「当たり前」ですが、これまで寡聞にしてこれを実践している方にお目にかかったことはありません。著者本多さんは、この言うは易く行うは難しの「当たり前」を自然体で飄々と実践。これぞ、無傷で戦場を駆け抜けた、ご先祖徳川四天王の本多忠勝の知略・戦略の現代版。読めば、その凄さに胸を突かれますよ」

立ち読み

『地域産品開発の勘どころ』
編 者 : 本多 英二
B6判 90ページ
定 価 : 本体¥1,200 + 消費税
ISBN 978-4-600-00307-4
発 行 : aula brand design

お求めは、
アマゾンamazon
または aula brand design

“安易なものを作らせない” 指導が出来るか、投資に見合った結果(売り上げ増)を保証できるかでブランディングプロデューサーの真価が問われます。農家の皆様におかれましては、どうかデザイナーやコンサルタントを甘やかさないで戴きたい。数字にコミット出来るか否か、厳しく査定してやってください。

ロゴマーク、パッケージ、ウェブサイトの制作から販路開拓、労働環境の改善まで。

ご依頼は全国各地から。今までにブランド化した商品は1,000 点を越えます。

アウラブランドデザインではウェブサイトを絡めたECショッピングシステム構築を重要視し、「如何にして売るか = 利益を上げるか」の対策を講じています。そこで得た活動の原資を、労働環境の改善や人材確保に充てるという流れです。
ブランディングは社会経済や心理学と共に実行されるべき商売の仕組み作りですので、デザインのテクニック以上に消費者の心理を読み解く洞察力が大切だと考えています。